2022年4月更新

ポータブル電源(いわゆるポタ電)について、BigBlueのポータブルバッテリーをレビューします。

結論から言って、

買ってよかったなと思いました。(2022年2月購入)

 

BigBlueの特徴
 リン酸リチウムイオン電池「LiFePO4」であり、長寿命。
 ポートが豊富。特にUSB-Cは便利
 コストパフォーマンスが高く、割引きも実施されている
 充電時間が短い

安全・長寿命の「LiFePO4」。その特徴は?

まずポータブルバッテリーの購入を検討したら、はじめに確認したいのは、「安全性」です。

安全性

モバイルバッテリーが電車内で爆発したなどのニュースがあったと思いますが、バッテリーは爆発の危険性を持っています。あまりにも安いバッテリーなどは、きちんとスペックを確認した方がよいでしょう。

PSEマークがある事

電気用品において、PSEマークは重要です。電気用品安全法という法律があります。

電気用品の製造、輸入、販売等を規制するとともに、電気用品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進することにより、電気用品による危険及び障害の発生を防止する。

 

経済産業省 電気用品安全法の概要から引用

詳細は割愛しますが、電気用品は、安全でなければなりません。製造・販売する事業者は製品の検査を受け、安全上問題がない場合は、PSEマークを製品に貼り付ける事ができます。

 

この『BigBlue Cellpowa500』は、本体底と電源アダプターにその表示があります。よほど安い製品は、安全上に疑問を感じますので、PSEマークがあるのか確認してみましょう。

不燃性

LiFePO4は、不燃性のため、それだけでも精神衛生上で安心できます。ポータブルバッテリーを利用するシーンとしては、アウトドアや車中泊などが挙げられます。特に夏の暑い日の屋外や車内で、この不燃性はすごく安心できます。

・材料としても安全(人体に無毒、汚染物ではない)で、環境にも配慮されているバッテリーになります。

性能

自己放電が少ない

休日や災害時のみ使用するケースも多いかもしれません。いざという時に使おうと思ったら充電されていなかったというのは避けたいところです。



サイクル寿命は2000回以上

以外と知られていないバッテリーの寿命。バッテリーは充電して使用するものですが、永久に使えるわけではありません。放電、充電を繰り返して、だんだんと充電が遅くなったり、放電が早くなったりして寿命を迎えます。

このBigBlue Cellpowa500は2000回可能です。

例えば週2回使用するとして、

1ヶ月で8回、1年で96回、10年で960回 くらいの計算になります。

長寿命ですよね。

スペック

  • 2xUSB-A(急速充電):5V/3A、9V/2A、12V/1.5A 最大18W(2つUSBポート最大36W)
  • 2xUSB-C(PD):5V、9V、12V、15V、20V/3A 最大60W(2つPD最大120W)
  • 2xDC出力:12V/5A 最大60W
  • シガーライター:12V/10A 120W(2xDC + 1xシガーライター:120W最大)

上記を合計すると9ポートを備えています。さすがに全ポートを一度に使用するケースは少ないかもしれませんが、必要十分でしょう。

参考に他のバッテリーとも比較してみましょう。BigBlue500と同じくらいの容量の500Wのポータブル電源をピックアップしてみました。

自分に必要なポート数を確認しましょう。ポート数が多い=必ずいいというものでもありません。1ポートあたりの出力が大きいほど給電が早いです。

BigBlue Cellpowa500 BALDR PowerAQ Jackery
USB-Aポート 2   18w×2 3   18w×3 4   15w×4 2   18W,12W
USB-Cポート 2   60w×2 1   60W×1 1   45W×1 1   60W
AC100V 2 2 2 2
ワイヤレス 0 0 1 0
DC 3 3 3 3

充電時間が早い

このBigBlue Cellpowa500はUSB-C PD60Wの入出力が2ポートあるため、DCと一緒に充電すると、なんと2時間で0%から80%まで充電可能です。試してはいませんが、2時間で充電できるのはすごいです。

フルに機能を活用するためには、別途充電アダプタを購入しましょう。

こちらは1ポートあたり65Wですので、おすすめです。中々1ポートあたり60W以上で複数ポートのアダプタってないんですよね。

最後に、このBigBlue Cellpowa500はソーラーによる充電も可能です。災害時などで約にたちそうです。